戸建てをはじめ「負動産」の処分に悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。固定資産税や維持管理費がかかるだけでなく、特に空き家は動物が棲みつく、放火のリスクとなるなどの社会的な問題にもなっています。トラブルが大きくなる前に手放すのが賢明な選択です。負動産を賢く処分する方法について解説します。
不動産ではなく「負動産」とは何?
負動産の処分方法を探している方もいらっしゃるでしょう。ここでは負動産の特徴について詳しく解説します。
◇負動産とは?
一般的に「不動産」は、所有者や相続した人にとって財産となるものです。ところが所有しているだけで、逆に費用だけがかかってしまう場合があります。
手放したいのに価値が下がってしまったために、誰も買い取ってくれない不動産のことを「負動産」と呼びます。「負」というのは「費用負担がかかる」「負債のある」というイメージを持つと理解しやすいでしょう。

◇負動産の具体例や特徴
負動産には、様々な種類があります。負動産の具体例や特徴について整理しておきましょう。
・地方の空き家
不動産は需要と供給がアンバランスになると、売れ残りが出てきます。負動産の代表的なケースが「空き家」です。実家の両親が他界して残された家族が家を相続する場合、別にマイホームを所有しているため実家が手つかずのままとなるケースが多くなっています。
築年数が浅く、都心部に近いなどの好条件であれば買い手が見つかる可能性も期待できますが、地方で築何十年も経っている家では売却の可能性は極めて低いでしょう。また、解体して更地にすると固定資産税が高くなる、解体費用を準備できないといった理由から、空き家がそのままになっているケースもあるのです。
・所有者の不明な農地や山林
相続人が、両親の所有していた農地や山林の存在を知らない場合や、管理や維持、固定資産税の支払いの発生を嫌う相続人が、農地や山林の相続登記を行わないケースがあります。
建物であれば賃貸物件として貸し出すこともできますが、山林や農地は活用方法が難しいというイメージがあるため、積極的に相続をする人はそう多くはないでしょう。また、相続して事業を行うにしても、立地や継続性という点からあきらめるケースもあります。
戸建てをはじめ「負動産」を放棄せずに処分をする方法とは?
負動産はそのまま持ち続けることで、固定資産税や維持管理費がかかるだけでなく、空き家の場合は野生動物のすみかとなり近隣住民に迷惑をかけるケースもあります。山林の場合、土砂崩れなどで被害が起これば損害賠償に発展する可能性も考えられるでしょう。
このように負動産は持っているだけで様々なリスクがあるため、具体的な処分に向けて早めに動くことが大切です。ここでは負動産を放棄せずに処分をする方法について詳しく解説します。

◇買取業者に依頼する
築年数が古い地方の家は売却できない可能性が高いので、売却よりも価格は下がりますが、確実に手放したいと考える方は業者に買取を依頼する方法も視野に入れましょう。買取の場合、早期の現金化が期待でき、買主が業者なので個人間の手続きよりもスムーズに済ませることができます。
◇自治体や法人などへ寄付する
相続した山林や農地などを、土地の有効活用を期待して寄付する方法が挙げられます。寄付された土地は、その場所に施設が建ったり、道路が建設されたりと様々な方法で活用されるでしょう。
また、必ずしも依頼すれば寄付できるというわけではないため、まずは窓口などで相談することが大切です。
◇個人へ無償で譲渡する
空き家を活用して介護施設や古民家を経営したいと考えている方もいます。古くてもいいので地方に空き家が欲しいという方がいる場合には、無償で譲渡する方法も視野に入れてみてもよいでしょう。ただ個人間で無償譲渡する場合、贈与税の発生について確認する必要があります。
◇空き家バンクに登録する
空き家バンクは空き家を貸したい人と利用したい人が出会えるサービスです。登録しておくことで、スムーズに空き家を貸す相手を見つけることができます。自分で探すよりも効率的で、より広範囲で多くの人に物件をチェックしてもらうことが可能です。
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