別荘などの不動産は、所有しているだけでマイナスな「負動産」になってしまうことがあります。建物の劣化が進み、土地が荒れ、価値が下がってしまう前に処分を検討するのがおすすめです。
こちらでは、別荘の処分について少しでも早く業者に相談することをおすすめする理由や、別荘を売却処分する際に押さえておきたいポイントをご紹介します。
別荘処分の方法には買取や売却があるため、それぞれの特徴についても理解しておくことが大切です。
別荘を何年も使っていない、別荘の維持費が負担になってきたという方は、ぜひ参考にしてください。
別荘の処分は早く業者に相談するのがおすすめ!その理由とは?
別荘を処分するかどうか、何年も迷いながら放置してしまっている方もいらっしゃいます。所有しているだけで税金などの維持費がかかるだけでなく、年数が経てば経つほど建物の劣化が進んでしまいます。価値が少しでも高い状態で売却する方がよいので、できるだけ早く業者に相談しましょう。
「不動産」は「負動産」になる可能性がある
不動産の中には「負動産」と呼ばれるものがあります。負動産と呼ばれるものは、どのような不動産なのでしょうか。
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資産価値が低い
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固定資産税・管理費などが負担となる
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老朽化している
上記の条件に当てはまる、所有することでマイナスとなる不動産のことを「負動産」といい、相続した別荘に多く見られます。不便な場所にある別荘や老朽化している別荘は、賃貸に出そうと考えても借り手がみつかりません。
しかし、どんなに価値がない不動産でも、所有している限り固定資産税を払い続けなければならないのです。マンションの場合には管理費や修繕積立金もかかります。負動産となるようなら、処分を検討するのがおすすめです。
相続した別荘は早く手放したほうがいい?
相続した別荘は、状態がよくて資産価値があり、定期的に訪れて活用できている場合は問題ありません。
しかし、そうでない場合は早く手放すのがおすすめです。利用価値のない別荘を所有し続けると税金などのランニングコストがかかるだけでなく、どんどん老朽化が進んでしまいます。
別荘にかかるランニングコストを負担に感じる場合や別荘を使わなくなった場合には売却を考えましょう。
こちらでは、別荘のランニングコストのひとつである税金について解説します。別荘にかかる税金は、固定資産税と都市計画税の2つです。
◇固定資産税
固定資産税は、国内にあるすべての土地や建物に対して課されます。土地や建物の価値に応じて課されるので、地価が上がれば固定資産税も上がります。
課税される金額は固定資産税評価額に税率をかけて計算します。税率は自治体ごとに決めることができますが、ほとんどの自治体では標準税率の1.4%が使われているようです。
◇都市計画税
都市計画税も固定資産税と同じように土地や建物に課される税金です。しかし、すべての土地・建物が対象ではなく地域が限られています。都市開発が進んでいる地域が課税対象となっていて、都市開発によって市街化され、生活が便利になる見返りとしての課税とされています。
別荘には上記のような税金のほか、維持するための様々な費用がかかります。負担に感じながらもう少し様子を見てみようと何年も経ってしまうと、築年数はどんどん経過してしまい、価値はさらに下がってしまいます。相続した別荘が負担になる場合には、早く業者へ相談して処分することを検討しましょう。
別荘を売却処分する際に押さえるべき事項
別荘は所有しているだけで維持費がかかってしまいます。負担に感じる場合には売却するのがおすすめですが、せっかく売却するなら少しでも高く処分したいものです。そこで、別荘を少しでも高く売却するためのポイントをご紹介します。
別荘を売却する際のポイント
別荘を処分すると決めたら、売却に向けて様々な準備をしなければなりません。売却などの処分をする際に必要な準備についてご紹介します。
◇処分前の準備
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掃除
キレイな部屋は、そこで生活をするイメージができます。ホコリや汚れが放置されたままだと、その部屋を使うイメージができないので買い手が見つかりにくいです。布団や家具などは処分しておいてください。
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外観を整える
雑草は刈り取り、植木はキレイに手入れをして、外観を整えておきましょう。売却時は第一印象が大切なので、古い建物であってもキレイに整えておくことが大切です。好印象を与えることができれば購入につながるかもしれません。
別荘は一般的な住宅と比べて安く売買が行われる傾向にあります。人気のリゾート地でなければ、さらに厳しい状況になることが予想されます。
別荘を売却する前に知っておきたい、4つのポイントを解説します。
◇売却前のポイント
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売却のターゲットを想定
別荘の購入を検討する方は、経済的に余裕がある方々ばかりです。低価格な物件よりも、非日常を楽しめるリゾート地や優雅な物件に魅力を感じるはずです。老朽化した別荘を低価格で売り出すよりも、多少高くてもキレイな状態に整えて売り出す方が買い手は見つかりやすいでしょう。
しかし、キレイにリフォームやリノベーションをしても必ず売却できるとは限りません。売却できても赤字になってしまうこともありますし、そもそも買い手が見つからないというケースも考えられます。それでも老朽化したまま売りに出すのは得策ではないため、別荘を売却する際にはできるだけ費用をかけずにキレイにすることが大切です。
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買取という売却方法
別荘はリゾート地などの特殊な場所にあることが多いため、ターゲットが限られてしまいます。そのため売却が難しく、1年以上買い手が見つからないことも珍しくありません。買い手を探すことが難しいと判断した場合には、不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」という売却方法を選択するのもおすすめです。買い手を探して売却するよりも安値になるケースがほとんどですが、価値のないマイナスの別荘を所有し続けるよりはプラスになると考えましょう。
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査定額は参考価格
別荘の処分を決めたら、売却活動を依頼する不動産会社を探します。複数の不動産会社に査定を依頼して、その中から信頼できる不動産会社を選んで媒介契約を結ぶという流れが一般的です。
ここで気をつけなければならないことは、査定価格だけで判断してはいけないということです。査定価格は売却を補償する金額ではありません。相場よりも明らかに高額な査定価格を提示して、媒介契約を結ぼうとする不動産会社もあるため注意が必要です。
ただし、不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」の場合は、査定価格が売却価格となります。買取の場合にはもっとも高い査定価格を提示する不動産会社に売却するとよいでしょう。
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営業担当者とのコミュニケーションも大切
不動産売買において、営業担当者とのコミュニケーションは大切です。売り出してからは、状況を見ながらどのようにすればより売りやすくなるのか、改善点などのアドバイスをしてもらえるでしょう。積極的にコミュニケーションをとり、効果的な売却活動を進めていってください。
別荘の売却先を早く見つけるコツ
別荘を少しでも早く売却するためには、買い手の購買意欲を高めることが重要です。早く売れる別荘には共通点があります。購買意欲を高めて早く売却できる物件にするコツをご紹介します。
◇手入れが行き届いている部屋
購買意欲は見た目で大きく変わります。別荘は非日常の空間で、日頃の疲れを癒したり家族団らんの場であったり、ゆったりとした時間を過ごすために使われることが多い場所です。物が散乱していたり生活感があふれていたりするような部屋だと、購買意欲は下がってしまいます。部屋はキレイに掃除をして、手入れの行き届いた別荘であることをアピールしましょう。
◇キレイな敷地
見た目が大切なのは、建物だけではありません。庭など建物周りの外構部分にも手入れが必要です。特に外回りは最初に目に入る部分なので、第一印象がよいと購買意欲が高まります。
長年放置している場合には、草木が生い茂っていることも考えられるため、雑草は刈り取り、枯れた木は処分してください。
◇不要なものを処分する
売却する前には、別荘に置いてある不要なものは処分してしまいましょう。布団や洋服、古くなった家具など、できる限り処分しておくことが望ましいです。まだ新品の家具がある場合は、そのまま置いていくか処分するかを買い手と相談してもよいでしょう。
別荘の処分は少しでも早く業者に相談!買取や売却の方法をチェックしよう
別荘の維持に負担を感じるなら、売却などで処分してしまうのがおすすめです。所有している限り税金の負担がかかり、建物はどんどん老朽化して価値が下がっていきます。迷っている場合には、できるだけ早く業者に相談してください。買取などの売却方法や、少しでも高く売却できる方法をチェックして、早く売却しましょう。
株式会社ゴダイリキでは、別荘や土地の処分を行っております。負動産となった別荘の売却など、処分をご検討されている場合には、ぜひ株式会社ゴダイリキにご相談ください。
別荘の処分なら株式会社ゴダイリキにお任せください
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