再建築不可物件は様々な条件があるため、一般的な物件よりも売却しにくいデメリットがありますが、売却ができないわけではありません。ここでは、再建築不可物件の売却を検討する際に知っておきたい、再建築不可物件のメリットとデメリットや住宅ローンについてご紹介します。
再建築不可物件は住宅ローンに注意しよう!
再建築不可物件とは、建築基準法の「接道義務」の条件を満たしていないため、その土地にある建物を取り壊して新しい建物を建てることができない物件のことを指します。そのため、一般的に坪単価が高い地域にあっても安い価格となる場合が多いです。
中には再建築不可物件の購入を希望される方もいるのですが、金融機関での住宅ローンを希望する場合に住宅ローンが組みにくい場合があります。それでは、なぜ住宅ローンが組みにくい場合があるのかを見ていきましょう。
![再建築不可物件は住宅ローンに注意しよう!](https://static.wixstatic.com/media/f61e8f_d84f15294ae344aeb3a01c73ddc44984~mv2.jpg/v1/fill/w_77,h_52,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/calculate-with-a-calculator.jpg)
◇担保の評価額が低い
再建築不可物件は通常の物件に比べると、評価額が低いことが挙げられます。建物が古いうえに、更地にしても土地を有効活用できないため土地の評価額が低くなってしまうのです。目安としては、同じ地域の同じような条件の物件の半額から7割程度だといわれています。
そのため、再建築不可物件は仮に住宅ローンが滞った場合に担保にしていた土地を売却するのは難しく、そのうえ買い手を探すのが困難なことが理由です。
◇二重ローンのリスクが高まる
再建築不可物件自体の住宅ローンだけでなく、新たな住まいの住宅ローンが生じることがあります。再建築不可物件は築50年以上経過している建物がある場合が多く、倒壊や火事等で建て替えが必要になったとしても建て替えができません。そのため、仮にそこに住めなくなったときには、新しい住居を探す必要があります。
新居用の費用を現金で全て支払うことができればよいのですが、新しい住居でも住宅ローンを組んだ場合は二重のローンを抱えることになります。また、住宅ローン返済のために再建築不可物件を売却しようにも、次の買い手を確保するのが難しいと考えられることから、再建築不可物件は住宅ローンの審査が通りにくくなるのです。
しかし、再建築不可物件は売却できない物件ではありません。まずは再建築不可物件の売却経験がある不動産会社に相談してみましょう。
再建築不可物件のメリットとデメリットとは?
再建築不可物件は時価相場よりも安い価格で購入できるメリットはありますが、その分デメリットもあります。再建築不可物件のメリットとデメリットについて、どちらも知っておくことが大切です。
◇メリット
価格や維持費などの経済面で得になりやすいです。
・価格が安い
再建築不可物件を購入する一番のメリットは価格が安いことになります。同じ地域の相場に比べるとかなり安くなり、半額程度の価格が多いようです。
![再建築不可物件のメリットとデメリットとは?](https://static.wixstatic.com/media/f61e8f_b1506af3fb434beea592ab20936712b3~mv2.jpg/v1/fill/w_77,h_52,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,blur_2,enc_auto/about-merits-and-disadvantages.jpg)
そのため、中古住宅を購入してリノベーションやリフォームをして住みたいという方は、安い価格で再建築不可物件を購入して、その分リフォームやリノベーションに費用をかけることもできます。
・税金が安い
不動産を所有していると、毎年納めなければならないのが固定資産税です。固定資産税は、自治体が土地の価値を評価した価格によって決まります。再建築不可物件は建て替えが難しいため資産価値が低くなり、必然的に固定資産税が安くなります。同じく再建築不可物件は相続税対策としても有効です。
例えば1,000万円を持っている場合と1,000万円相当の土地を持っている場合では、所有者が亡くなったときに不動産の相続税の方が安くなります。そのため、現金で1,000万円を持っているよりも不動産で持っている方が相続税対策になるのです。
・不動産の利回りが良い
再建築不可物件をリフォームやリノベーションをして賃貸にした場合、利回りの良さがメリットだといえます。再建築不可物件は安く購入でき、賃貸で出すときは家賃を周辺と同じ価格で設定できるためその分利回りが良くなるのです。
◇デメリット
通常の物件とは異なる点がいくつかあります。
・建て替えが不可
再建築不可物件は建物自体が老朽化していることも多いのですが、建物が使えなくなった場合でも建て替えができません。そのため、今の建物の用途が限られてしまいます。
・住宅ローン
先に説明したとおり、住宅ローンを利用する際に、金融機関でのローン審査が難しくなる傾向があります。場合によってはローンが利用できないこともあるようです。
再建築不可物件の売却でお困りの方は、株式会社 ゴダイリキへご相談を
相続などで建て替えができない再建築不可物件を所有してしまい、どうすればよいのかとお困りの方も少なくありません。株式会社 ゴダイリキでは、再建築不可物件をはじめ、別荘地など売却したくても売却できない不動産を有償にて引き取りをしております。
他の不動産会社で買取不可だと言われた物件でも、株式会社 ゴダイリキでは売却が可能になることがありますので、売却しにくい不動産をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
再建築不可物件の売却や処分にお困りなら株式会社 ゴダイリキへ
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