別荘地の買取の依頼をせずに放置していると、建物が自然から深刻なダメージを受け続けるので、早めに業者に買取を依頼することをおすすめします。
ここでは、自然が別荘地に与えるダメージと、相続放棄しても管理義務を負う可能性についてご紹介します。
別荘地は自然から深刻なダメージを受ける
別荘地は周囲の自然に癒されるというメリットがありますが、手入れを行わずに放置している別荘の場合は、自然が大きなデメリットになります。
ここでは、自然が別荘地に与えるダメージをご紹介します。
◇山にある別荘
避暑を目的とした別荘地は、山の中にあることがほとんどです。自然豊かな山の中の別荘は、周囲の木々が脅威となります。

・落ち葉
癒しを与えてくれる森や林の木々は、秋になるとたくさんの葉を落とします。落ち葉は建物の周辺だけではなく、屋根や庇、ベランダやウッドデッキなどにも大量に降り積もります。落ち葉だけなら手やほうきを使って簡単に取り除くことができますが、雨に濡れた落ち葉はたくさんの水分を含んでいるため、取り除くことが難しくなります。
また、屋根やウッドデッキの上に溜まった、水分を含んだ落ち葉を放置していると、湿気でカビが発生したり、落ち葉の腐朽菌で木材が分解されたりと、大きなダメージを受けてしまいます。
◇海にある別荘
マリンスポーツが楽しめる海沿いも、人気の別荘地です。海にある別荘地の場合、木々の影響はそれほど受けませんが、潮風が脅威となります。
・塩害
海の近くにある別荘は、海に近くなればなるほど潮風による塩害のダメージが大きくなります。塩分を含んだ潮風は、金属製のポストや門柱、ガーデンテーブルやチェアなど、建物と建物周辺の金属を早く劣化させてしまいます。
また、海沿いは風が強いことが多く、風によって塩分を含んだ砂も飛んでくるので、建物の隙間などから砂が入り込み、思わぬところでサビが発生することがあります。
◇高原にある別荘
見晴らしのよい高原も、別荘地として人気の場所です。高原の別荘地ももちろん、周囲の木々が脅威となりますが、それだけではありません。
・紫外線
標高の高い山に別荘地がある場合、標高が高くなるにつれて空気が薄くなり、紫外線が散乱しにくくなるため、建材などを劣化させたり日焼けを起こしたりする紫外線の量が多くなります。一般的に、標高が1,000m高くなると紫外線の量は10%も増えるので、紫外線から受けるダメージもその分だけ多くなります。
別荘地を相続放棄しても管理義務を負う可能性がある
利用価値のない別荘は相続放棄すれば、管理を行わなくてもいいと思っていませんか?
実は、相続放棄した場合でも、管理義務を負う可能性があります。
◇すべての相続人が相続放棄した場合
すべての相続人が相続放棄した場合は、最後に相続放棄した人に放棄後も別荘地を含む相続財産の管理義務があると、民法940条第1項で定められています。そのため、相続放棄の手続きが最後になってしまった人は、放棄したにも関わらず、別荘の管理をしなければなりません。

万が一別荘地の老朽化した建物が倒壊してしまい、近隣の別荘などに被害を与えた場合は損害賠償請求される可能性もあるので、しっかりと管理をする必要があります。
◇最後に相続放棄をした人が管理を逃れる方法
相続財産の管理義務は民法940条第1項で、「次の相続人が管理を始めるまで」と定められています。しかし、すべての相続人が相続放棄した場合は、次の相続人がいないため、最後に相続放棄をした人が管理を逃れるためには、「相続財産管理人」を選任しなければなりません。相続財産管理人とは相続財産の清算を行う人のことで、相続財産管理人に相続財産を引き渡すことで、管理義務がなくなります。
◇相続財産管理人を選任する方法
相続財産管理人を選任する手続きは、被相続人が最後に住んでいた場所を管轄している家庭裁判所で行います。申立書や被相続人の戸籍謄本などの必要書類を揃えて、家庭裁判所に相続財産管理人の選任の申し立てをすることで手続きできます。
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